皆さん、こんにちは。アルコホーリクのジェフです。(数年前に私も「エスキモー (※) 」のことを分かち合いましたが、私にとってのエスキモーは一人だけなので、また同じその人について分かち合いたいと思います。)
私のエスキモーは、ビル・Sというマッサージセラピストでした。30年以上前のことですが、ビルは毎週私の家に来て、ストレスでガチガチになった体の凝りをほぐしてくれていました。ビルが家に来るのは午後5時、ちょうど私が会社から帰宅する時間でした。時には、私がスコッチを二杯ほど一気に飲み干すまで、彼に少し待ってもらうこともありました。マッサージを受けられる程度にリラックスするために、そうして酒を飲んでいたのです。
当時の私は、仕事の面ではまさに絶頂期にあり、美しい女優と結婚したばかりでした。ビルは、私がゴルフクラブで付き合っていた友人たちとはまったく違うタイプの人でした。それでも、なぜか私は彼に強く惹かれていました。今になって思えば、ビルの生き方には
ハイヤーパワー(HP=ハイヤーパワー)神、または高次の力、自分を超えた大きな力。意志と生き方をゆだねる対象。
が働いていたのだと分かります。
マッサージをしながら、彼は自分の体験を話してくれました。ほんの7年前まで、彼はカリフォルニア州ヴェニスのビーチで路上生活を送るアルコホーリクであり、薬物依存者でもあったそうです。それが今では、専門職のマネージャーとして働く女性と結婚し、立派な車に乗り、自宅まで所有していました。私は尋ねました。「どうやってそんなふうに変われたの?」すると彼は「AAでソーバーになったんだ」と答え、そのまま自分の体験を語り続けてくれました。
私は興味があるようなふりはしましたが、本当はまったくその気はありませんでした。酒をやめる? この私が? そんなの絶対にあり得ない、と思っていたのです。ところが翌週、ビルは私に
ビッグブックビッグブック・AAの基本テキスト(書籍)
を持ってきてくれました。私は最初の164ページ(第11章まで、英語版)と後ろに載っている個人の物語を少しだけ拾い読みすると、「これは本当に必要としている人に渡したほうがいい」と思い、さっさと友人にあげてしまいました。
数か月後のことです。私は高給の仕事は失い、結婚生活も破綻しかけていました。自分の責任を少しも認められなかった私は、その原因をすべて酒のせいにしていました。そこで試しに、酒をやめてみることにしたのです。次にビルが家へ来た時、私は「今は飲んでいないんだ」と伝えました。すると彼は「ミーティングに行ってみる?」と尋ねました。私は少し迷って「AA以外に何かないの?」と聞きました。するとビルは言いました。「そうだな、『Adult Children of Alcoholics(ACA:アルコホーリクの家庭で育ち成人した子どもたち)』に行く人もいるよ。」「それって何?」と私が尋ねると、彼は笑いながらこう答えました。「AAでは、自分がアルコホーリクで、もう酒は飲めないって認めなきゃならない。でもACAなら、お父さんがアルコホーリクだったって認めるだけでいい。そして酒は好きなだけ飲めるんだ。」
私は数か月間ACAに通い、最初のいくつかのステップにも一応取り組みました。もっとも、やったと言っても中途半端な取り組み方でした。それでも13か月間は酒を飲まずに過ごすことができ、人生も少しずつ好転し始めました。ところが間もなく、私はまた「何でも自分で仕切れる」「もう大丈夫だ」という思い上がった状態に戻り、何のためらいもなくワインを一杯手にしてしまいました。そのたった一杯のワインが始まりとなり、私は4年かけて転がり落ちるように、人生最大のどん底へと落ちていきました。願わくばあれが私にとって最後のどん底であって欲しいです。そして、そのどん底に落ちた時には、ビルのおかげで自分がどこへ行けばいいのかだけははっきり分かっていたのです。
素晴らしいソーバーの一週間を。
※「エスキモー」:
エスキモー は自分にメッセージを運んでくれた人やお酒をやめるきっかけを作ってくれた人のことで、海外の AAでは "My Eskimo was...", "Who was your Eskimo?" という言い方がごく普通に使われるようです。
AAで "エスキモー" という言葉が使われる理由については、いくつか説がありますが、最も広く語られているのは、「北極で生き延びる術を本当に教えられるのは、そこで生きてきたエスキモーだけである。同じように、アルコホーリクを回復へ導けるのは、回復したアルコホーリクだけである。」つまり、「その世界を実際に生き抜いてきた案内人」という意味のようで、AAの
スポンサーAAプログラムなどを指導してくれる先輩役のメンバー
シップの精神を表しているようです。
エスキモー という呼称はイヌイットなど北方先住民の多くが好まない表現とされているため、AAでも見直しの議論が行われています。AAのゼネラル・
サービスAAの奉仕活動
・カンファレンスでは、
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中の "エスキモー" という語を別の表現に変更することが検討されています。
ビッグブックビッグブック・AAの基本テキスト(書籍)
の第七章(p146)には「エスキモーがスコッチの瓶をぶらさげてひょっこり現れたりしたら ...」という箇所があります。
Translator : yu
Hi Everyone, Jeff, alcoholic
(I shared about my Eskimo a few years ago, but since I only have the one, I’ll about him again)
My Eskimo was a massage therapist named Bill S. Thirty plus years ago, Bill came to my home weekly to iron out the kinks in my super stressed-out body. Bill came over at 5, just as I arrived home from the office. Sometimes he had to wait a few minutes while I gulped down a couple of quick scotches - to get relaxed enough to be massaged!
I was at the top of my career and had recently married a beautiful actress. Bill wasn’t at all like my friends at the golf club. Yet there was something about him I was drawn to. I know today that Bill had spirit working in his life.
As he worked on me, he told me his story. Just seven years earlier he had been an alcoholic/drug addict living on the streets of Venice Beach, California Now he was married to a professional manager, had a nice car and owned a home. “What did you do to change?” I asked. “I sobered up in AA,” he said. And went on to talk about his experiences.
I acted interested, but I really wasn’t. Quit drinking? Me? No way. But the next week he brought me a Big Book. I skimmed the first 164 pages and a few of the stories in the back, then promptly gave it to a friend who really needed it.
Fast forward a few months. The big-pay job was gone and my marriage was breaking up. Unable to take any responsibility, I blamed alcohol. I decided to quit drinking as an experiment. Next time Bill came over, I told him I wasn’t drinking. “Do you want to go to a meeting?” He asked. I wasn’t sure. “Is there anything besides AA? “Well some folks go to Adult Children of Alcoholics, he said. What’s that? I asked. “in AA you have to admit you are an alcoholic and you can’t drink. In ACA all you have to do is admit your father was an alcoholic and you can drink all you want, he said.
I went to ACA for a few months and even half-assed worked the first few steps. I stayed sober for thirteen months and my life started to improve, but soon I went back to being large and in charge and picked up a glass of wine without a second thought. That one glass of wine began a four year deep decent into what I hope was my final bottom. Thanks to Bill, when I hit that bottom I knew exactly where to go.
Have a great sober week.