皆さんこんにちは。
アルコホーリクのマークです。
「自分自身や他の人の不調への対処」というテーマを提供してくれてありがとう、デビー。
人間らしくあり続けることは本当に大変で、人生の困難に対処しようとして、私たちの中にはアルコールや他の薬物、そして狂ったような行動に走ってしまう仲間がいるのも無理はありません。AAでは、私たちは「（霊的な）道具箱」を与えられ、それがソーバーになる助けとなり、過去の残骸の後始末を始め、大人として成長し、人間としての可能性に目覚めていく手助けをしてくれるのです。
でも、それは簡単なことじゃありません……少なくとも私にとっては簡単じゃなかったし、ミーティングやフェローシップで話を聞くほとんどの仲間たちにとっても、簡単だったようには思えません。
私が初期のAAの歴史を読むかぎりでは、初期の頃は中年の男性の仲間たちと、長年苦しみを耐えてきたその妻たちが、非公式に集まって、どうすれば酒をやめてその状態を保てるかを話し合い始めたのが始まりのようです。『
ビッグブックビッグブック・AAの基本テキスト（書籍）
』にはまるごと妻たちに向けた章があり、また「家族、その後」という章もあって、回復の道を歩んでいる男性たちを、家族がどう支えるべきかが書かれています（「提案」と言いつつ、むしろ説教のような口調ですが）。
何年も後になって、一部の女性たちがついに我慢の限界に達し、Al-Anon（アラノン）を立ち上げました。彼女たちはAAの
12ステップ12ステッププログラム、回復のため原理、AAの基本プログラム。
を借用しつつも、それを自分たち用にアレンジし、「他の人たち、特に手助けしようとしているアルコホーリクに対して私たちは無力である」という点を強調する形にしました。
最近のAAでは、自分自身の
アルコホリズムアルコール依存症のみならず霊的な病
に集中するよう勧められています。それは理にかなっていますが、あなたはどうか分かりませんが、私は（今でも）けっこう自己中心的で利己的なので、自分のことばかり考えるのはお手のものなんです。
ある意味、私たちは他人の
アルコホリズムアルコール依存症のみならず霊的な病
や病状について言及すること（それが個人レベルであれ社会的なものであれ）を避けるように言われている気がします。けれど、アラノンで語られている多くの原理は、私にも当てはまると感じます。特に、家族との関わり、他のアルコホーリク（とくに現在飲んでいる人たち）、そして社会全体と向き合うときにそう感じます。
アラノンの原理のうち、私が役に立つと感じるものには以下があります：
"アルコホーリクにではなく" 自分自身に集中すること。 — 私たちは他人の飲酒をコントロールしたり治したりすることはできません。求められたときにAAの手を差し伸べ、回復のメッセージを伝える責任が私にはありますが、他人を変えようとするのではなく、自分自身の心のケアに焦点を当てる必要があります。愛をもって距離を置くこと。 — 言うは易く行うは難しですが、アディクションの混乱した状態から感情的に距離を置くことは、その人を気にかけていないという意味ではありません。そうではなく、彼らを助長したり、彼らの選択に対して何らかの責任を負ったりしないということを意味します。
三つのC — 「私は原因 (Cause) ではない、私はコントロール (Control) できない、そして私は治せない (Cure) 。」つまり、誰かの依存症について私が罪を負うわけではなく、メッセージを伝えること以外にその人を変えることはできないということです。
家族の病という概念 — 初期のAAはアルコホーリク本人だけを病気として捉えていましたが、アラノンはより広い視野からのアプローチを取り、
アルコホリズムアルコール依存症のみならず霊的な病
が家族全体のシステムにどのように影響するかを示しました。機能不全の家庭や社会では、誰もが自分なりの不健康な対処パターンを身につけており、それらは治していく必要があります。
自分自身の棚卸しにフォーカスする — AAのステップ4は飲酒の上で犯した過ちに焦点を当てますが、アラノンの棚卸しは、イネイブリング（助長行動）やコントロール行動のパターン、そして依存症者と共に生きることの影響にフォーカスします。しばらくの間お酒を飲んでいないとしても、これらの行動には注意を払い、すぐに対処する必要があります。
私はアルコホーリクであり、コントロール欲の強い人間なので、自分自身に意識を向け続けることはとても大切です。しかし、「回復」の一部には、誰かの支えになるやり方を見つけることも含まれます。他の人を助けたいと思ったり、苦しんでいる人に対して思いやりを持ったりすることは自然なことです。最初のステップ（ステップ１）の最初の言葉「私たち（We）」は、私一人では変えられないことを受け入れる必要がある一方で、仲間の皆さんの集合的な知恵を通じて、"私たち" には変えられることを変えていく勇気と知恵があるのだということを思い出させてくれます。
これからも進み続けましょう。
マーク
Translator : yu
Greetings:
My name is Mark and I’m alcoholic.
Thanks Debbie for the topic of dealing with our own and other people’s maladies.
It’s hard being a human being and no wonder some of us have resorted to alcohol and other drugs and crazy behavior to try to cope with the challenges of life. In AA we are given a toolkit that helps us sober up, start to clean up the wreckage, grow up as adults and wake up to our human potential.
But it ain’t easy….or it hasn’t been for me and most folks I hear sharing at meetings or who I talk to in the fellowship.
From what I read of early AA history, the early days were often middle aged men and their long suffering wives who started to meet informally to discuss how to get and stay sober. The Big Book has a whole chapter to wives and another one to the family afterward, suggesting (well, more like lecturing) how they need to support the men who are on the road to recovery.
It wasn’t until years later that some of the women got fed up and started Al-Anon, borrowing the twelve steps but adapting them to emphasize our powerlessness over other people, especially alcoholics we are trying to help.
These days in AA we’re encouraged to focus on our own alcoholism, which makes sense, but I don’t know about you, but I’m (still) pretty selfish and self-centered, so it’s not a big deal for me to make it all about me.
In a way, we’re discouraged from talking about the alcoholism or maladies or others, whether individuals or on a more collective level. But lots of the principles they talk about in Al-Anon apply to me, especially in dealing with family, other alcoholics (especially active ones) and society in general.
Some of the principles of Al-Anon I find helpful are:
*Focus on the Self, Not the Alcoholic* - We can’t control or cure another person’s drinking. While I do have a responsibility to extend the hand of AA when asked and to carry the message of recovery, I need to keep the focus my own healing rather than trying to change another person. *Detachment with Love* - Easier said than done, but emotionally detaching from the chaos of addiction doesn’t mean I dont still care about the person. But It does mean not enabling them or taking responsibility in some way for their choices.
*The Three C’s* - “I didn’t Cause it, I can’t Control it, and I can’t Cure it.” In other words, I’m not guilty for someone else’s addiction and, other than carrying the message, I can’t change them.
*Family Disease Concept* - Early AA focused on the alcoholic as the sick one, but Al-Anon took a more eco-system approach by showing how alcoholism affects the entire family system. In dysfunctional families/societies, everyone develops their own unhealthy coping patterns that need healing.
*Personal Inventory Focus* - While AA’s Step 4 focuses on wrongs committed while drinking, Al-Anon’s inventory looks at patterns of enabling, controlling behaviors, and the effects of living with addiction. After not having picked up a drink in some time, these behaviors are what I need to keep an eye on and address….promptly.
For this alcoholic and control freak, while it’s vital I keep the focus on me, part of the « cure » is finding ways to be of service to others. It’s natural to want to help others, to have compassion for others suffering. The first word of the first step—« We » reminds me that while I need to accept things I cannot change, through the collective wisdom of all of you, we have the courage and wisdom to change what we can.
Onward,
Mark
87
